アレ?フェンスってこんなんやったっけ?オレが知ってるフェンスってのはもっとこう・・・・
Добър ден! (ドーバル・デン)「こんにちはっ」の意味なり!!
↑このキリル文字がまず意味不明ですねっ!今日もビールを美味しくいただいている森です!
今回はイスラエルのエルサレムから10kmほど離れたところにある「ベツレヘム」についての記事です。このベツレヘムは過去の中東戦争時にヨルダンに併合されたりイスラエルに占領されたりといった経緯があります。今はパレスチナ自治政府が治めています。簡単に言うと、イスラエルという国の中にあるパレスチナ自治区です。
ここに来た目的は2つありました。1つはキリスト教の聖地である生誕教会を見学すること。もう1つは壁を見ることです。イスラエルには有名な壁が2つあります。以前に書いたユダヤ教の聖地である「嘆きの壁」と、パレスチナ自治区を封じるための「アパルトヘイトウォール」です。このベツレヘムはイスラエルが作った壁により隔離されています。更にその壁は今も建設され続けています。
ではまず生誕教会から~
はいこれ、ここがキリストが生まれた所です。今ではその上に教会が建てられています。とても長閑なところです。
警備員さんも暇そうですねっ!!
入り口はこちら。めっちゃ小さい。
教会内は修復工事中でした。
みんなろうそくを買って火を灯していました。
このごちゃごちゃしたヤツの下にキリストが生まれた場所があります。
さっきのごちゃごちゃしたヤツの左側に入り口があります。ちょっとした地下に降ります。
真ん前にいるのはホセです。
入り口の前には分かりやすい絵があります。
牛と馬とおっさんとマリア様に見られているのがキリストなんでしょうね。
こんな綺麗な装飾が施されていました。
中の様子。
みんなおおはしゃぎ。
なんか歌ってました。
少し暗くて暑いです。
地下の天上
マリアとキリスト(授乳中)
さて、いよいよです。
この下に例の場所があります。
わたくし森は、産婆さんの手によって布団の上で取り上げられましたが、キリストが生まれたとされている所はこちらっ!!
ばーんっ!!
寄って見るとこんなんです。
これが「ベツレヘムの星」。キリストが生まれたとされている場所です。
別名「クリスマスの星」。そう、実はクリスマスツリーのてっぺんのヤツの元になったものです。
ちゃんと五感を全て駆使して堪能させてもらいましたよ~★
詳細は、ひ・み・つ♪
はい、如何でしたでしょうか?今年のクリスマスでは、是非このうんちくを披露して下さいねっ!多分、周囲の人達には「ベツレヘム」っていう単語の説明からしないといけないので面倒だとは思いますよ。
1つめの目的、達成~!!!
次、アパルトヘイトウォールです。分離壁とも言います。
軽く説明しますね。
アパルトヘイト・ウォールとは、イスラエルが「テロリストのイスラエルへの侵入を防ぐため」という大義名分の下にヨルダン川西岸地区に建設中の壁のことです。でもその壁は、イスラエルとパレスチナの境界に建設されているのはでなくて、90%以上がパレスチナの中に侵入してパレスチナ人の土地を奪いながら建設されています。
目的としては資源・土地を奪うこと、そしてパレスチナの町と町を分断し、文化・教育・経済などのあらゆる生活を破壊することでしょうか。さらに、パレスチナの土地に勝手に壁を作り、元々住んでいたパレスチナ人を追放したりもしています。
「壁を作りなさんな。いや、むしろ撤去しなさい。」という国連決議も、イスラエルはフル無視です。むしろ今も絶賛建設中です。ちなみにイスラエルはこの壁を「フェンス」だと言っています。ふふふ、なにこの国、意味わかめ。ま、アメリカがバックにいますもんね。他人のこと言われへんね、日本もアメリカの属国みたいなもんやし。苦笑
ではいきます、これがその「フェンス」
あ~、コレは「フェンス」だわっ!
どっからどう見ても「フェンス」だわっ!
純然たる「フェンス」だわっ!
100%天然ものの「フェンス」だわっ!!
養殖ものとは一味違うわ~、立派っ!!
線路沿いによくこんなん建ってるわ~!!子供の頃に飼ってた猫が電車に轢かれて、亡骸を拾うために登ったわ~!登校前に発見されて朝から登ったわ~!おかん泣いてたわ~!嫌なこと思い出させんなっ!
最近のフェンスはすごいなー、監視塔とかライトやカメラが標準装備なんですね~。
ゲートもしっかりしたのんついてますね~。
金持ってんな~イスラエル~!
では、その「フェンス」に描かれたパレスチナ人達のメッセージをどうぞっ!
ここからは「バンクシー」の作品です。
「バンクシー」を聞いたことがない人はグーグル大先生に聞いて下さい。(手抜き)
向かって右上の少女が風船を持っているの。
ちなみにコレはレプリカです。
コレは有名な少女が兵士をボディチェックしているの。
劣化具合から見て本物だと思います。
ちゃんと保護されてたし。
この狙われている鳩。
まだあるんですが、アップロードめんどいからここまでっ!
どこまでも続くのは線路だけではないみたいです。
どうやらこの「フェンス」もそうらしいです。
ここがチェックゲートです。
もちろんパレスチナ人は自由に出入りが出来ないようです。
はい、如何だったでしょうか?
なんか「フェンス」メインになってしまいましたね。
2014年の現代にまだこんなもんがあるんですよ~。
この記事を読んで何を思うかは、読者様次第だと思います。でも、ただ単純に「パレスチナ可哀想」ということだけはやめて下さいね。この「フェンス」を作ってから実際にテロが減ったことも事実ですし。パレスチナとイスラエルには宗教と歴史と社会が関係していて、そんな単純なことではないと思いますので。気になる人はこれを機に調べてみて下さい。何か見えてくるかもしれません。
次回「昔から[浮いてる]って何回か言われたことあるけど、まさかここまで浮くとはな・・・」