ホーチミン!!
はいどーも、シンチャオ!
無事にベトナム縦断を終え、ホーチミンのありえない物置部屋に泊まっています。
安いからいいんですぅ~!!
で、今日の観光はこちら
①大聖堂
ホーチミンの真ん中にあります。
中はこんな感じ
べトナムは8割が仏教徒です。残りの2割がクリスチャンであったりヒンズーであったり、新興宗教の信者であったりします。
この大聖堂は確かに大きくて立派なのですが、ベトナムはどんな小さな地方都市でも必ず教会があり、もはや見飽きていたので特に感動はなかったです!!
②中央郵便局
写真なしっ!!笑
正直この日はダレていました。
はい、あいかわらずめっちゃ暑かったんで。
③ 戦証博物館
はい、前の2つはごっつ手抜きです。見て終わり。そんだけでした。
しかし、この博物館には、本気でやられてしまいました。
私はハノイからてんまで出発し、その道中に都市部だけではなく地方の農村部も見て、そして現地の人達に助けられてホーチミンまで来ることができました。
ときには現地の人に腹が立ったりしましたが、私に話しかけてくれたり、現地の人と同じ扱いをしてくれたり、ホンマに眩しいぐらいの笑顔を見せてくれたりと、助けられたことの方が多いです。
そして、その人達は、ホンマに力強く明るく生きてはりました。
高いビルが立ち並び、ホンマにしつこく声をかけてくるバイクタクシーのおっさんがいる都市部。見渡す限りが一面田畑で、家畜がのんびりとしていた農村部。多くの漁船が行き交い、朝と夕方には海辺に集まってワイワイと楽しむ人たち。
ごっつ楽しそうに生きてはりました。
でも、この博物館の資料には、私が体験してきたベトナムはありませんでした。
写真の人達の表情はみんな怯えていて、女性・子供関係なく冷たくなっているものもありました。亡骸はそのままにされ、凄惨な状世界が写されていました。
今まで巡ってきたベトナムの、戦時中の姿。空爆で地面には無数のクレーターができてました。
フエもダナンもホイアンもニャチャンもダラットも、すべてが崩壊していました。
わかってたことやけど、なんかこう胸に突き刺さる衝撃がある。
写真とか正直そんな撮られへんかった。
思考の速度が遅くなって、なんかよく分からん感覚がある。
さらにアメリカが使用した枯葉剤の資料室。
知ってたよ。リアルタイムでベトちゃんドクちゃんのニュース聞いてたから。その他にも枯葉剤の影響で沢山の障害を持つ人が生まれたって、知ってたよ。
でもさ、そんな、単に知識として知ってる。そんなことがあったって知ってる。ということは、何も知らんのと一緒なんちゃうかなって。そう感じました。
資料を見て、どうにも出来ない、どうしたらいいかわからん、そんな感情が沸々と湧いてきて、頭の中が真っ白になってました。
たぶん10代の私なら、こんな状態になってなかったと思う。今やからこそこんな状態になったんやろなと。前職を経験したから、こうなってんやろなと。
この博物館にきて、今までのベトナム縦断という骨格に、歴史が肉付けされ、ちょっと厚みが出たように思います。
歴史勉強せなアカンな・・・・・・。