南米バイク旅㊽ 森 義昌は動けない③。
オーラーッ!!まだイグアスにいる森です。もうイグアスおなか一杯です。さてさて、こんなことを言ってばかりもいられないので、今日も何かを書いていきたいと思います。
何かねぇ~。
はい、では私がアルゼンチン入国のために奔走していたこの1週間のことでも書いていこうかなと・・・・思います。
①エステにあるアルゼンチン領事館を訪れる。
うっす、国境の税関では「バイクで入国するには何が必要なのか」を教えてもらえなかったので、パラグアイにあるアルゼンチン領事館に行って聞いてきました。
ここなっ!
このCHINAって書いてる建物なっ!
アルゼンチン領事館なのに中国って書いてます。仮面ライダーなのに改造人間ではない
ライダーマンみたいですねっ!
ちなみに私は彼の左腕のアタッチメントの中ではドリルアームが一番好きです。
話を戻しまして、私も最初は分かりませんでしたが、このビル
見上げて目を凝らしてみると・・・
あ、本当にアルゼンチン領事館なんですね。
金曜日に入国できなかったので、土・日と二日待って、イグアスから40km離れたエステまで来て
休みってどーゆーことやねんっ!
あー、徹底的についてないな~。
でも翌日にもう一回行ったら、ちゃんと教えてくれました。
私に足りない書類は「バイクの国際保険」みたいです。
その他の書類は全てOKだと領事館のお墨付きを得ました。なので税関のメガネックスが言っていたコロンビアのID云々は関係ないみたいです。(なんやそれっ)
②バイクの国際保険を探す。
まず領事館から宿への帰り道に、その辺のおっちゃんや警察官にどこで入れるか聞いて実際に行ってみたのですが、2社とも無理でした。
このままじゃ埒があかないので、宿に帰って宿の人に相談した結果。
その人が入っている車の保険会社に電話してもらい、なんとかその保険会社で入れると確認をとってもらい、翌日会社にいくことに。
しかし翌日その会社に行くと、またまたコロンビアナンバーは入れないとのこと。
う~ん
こりゃ~クマったぞ~。
再度その辺のおっちゃんに事情を説明して近くの保険会社を教えてもらい伺ったのですが、2社とも撃沈。
就活中の大学生ってこんな気分なんですね。
たまたまADUANA(税関)の車が通りがかったので、乗っている人に聞いてみると、
「ブラジル国境付近の税関に行けば大丈夫さ!」と教えてくれたので行ってみたら
また撃沈・・・。
あぁ~、もう自分にはアルゼンチンに入国する資格がないのがろうか・・・とまで思えてくる始末。
でも、そこでアルゼンチン国内なら保険に入れるとの情報を得ました。しかしこれだけ言ってることが違ってたら裏を取るまでは動きたくないなぁ・・・。
この日は宿に帰って次の手を考えることに。
翌日、アルゼンチン国境の船で話を聞いてくれた日系人の方のお宅を訪ねて裏を取ることに。その人がツーリングをしている知り合いや保険会社の友達に話を聞いてくれました。
得た情報
ブラジル側・アルゼンチン側、両方の国境付近で国際保険に入れるはず。しかも1日単位で入れる。
でもコロンビアのバイクが入れるかは分からない。
確実に裏を取ることはできませんでしたが、実際に保険会社があることとツーリングしている人がいるということで、最後の賭けに出ました。
翌日、パラグアイ国境でKAIDAを預かってもらい体のみでアルゼンチンに入国します。船の最終便は16:00らしいので、時間との戦いでした。
アルゼンチンでは親切なパラグアイ人夫婦が車にのせてくれ、インフォメーションまで連れて行ってくれました。
1社目 「ごめんなさい、ここではコロンビアのバイクは保険に入れないわ。この近くに他の保険会社があるから、そこで聞いてみたらどうかしら?」(ナタリー・ポートマンに似てた)
2社目 「申し訳ないが、ウチで入れるのはアルゼンチン・ブラジル・パラグアイの車両だけなんだよ。この先に別の保険会社があるから、そこで聞いてみるといい。」
3社目 「コロンビアのバイクか・・・。少し待ってなさい(どこかに電話し始める)。すまない、ウチで扱っているバイクの国際保険はエクアドル・ペルー・ボリビア・パラグアイ・ウルグアイ・チリ・アルゼンチン・ブラジルの車両しか入れないんだ。残念だが、他を当たってくれ。ここの他にあと2社あるんだが・・・」
すいませんオジさん、その2社、既に行ってます!!
まさにね、
こんな感じね、今。
ふぅ~、どーすっかな~。
P.S. 帰り道でチェーンとスプロケ交換しました。
やっぱり中国製はダメですね。まだ10000kmも走ってないのにチェーンは限界やしスプロケもナイフの様にに尖ってます。
今度のヤツは「ブラジル産」!!
工賃込みで15USドルッ!!