南米バイク旅 64 聞いた話
はいどーもー、オーラーッ!!リアルタイムはアルゼンチン第2の都市コルドバにいる森です。はぁ、屋内で眠れるって幸せ・・・。
わたし実は、ブエノスエイレスではろくに観光してませんねん。ブログ書いたり肉を焼いたりKAIDAの純正パーツを探したり肉を焼いたり美術館に行ったり肉を焼いたり肉を焼いたりしてたらあっという間に10日が過ぎてましてん。苦笑
ほれっ!
ほれほれっ!
ステーキ用の良いお肉で大体1kg=1100円ぐらい。
部位によってはもっとい安いのもあります。
そら肉焼くやろっ!ここは動物性タンパク質への食欲を解放するところっ!
鶏肉も安いです。牛→豚→鶏の順に安くなっていきます。
この鳥半身は200円ぐらい。
オーブンで200度30分でこんがりジューシーに
焼き上げたのがこちら
更に、牛すね肉を少し焼いてからトマトと煮込んだのが
こちらっ!
で、ウルグアイでミカから教わったガーリックライスにトマトをプラスして
一食がこんな感じ。
全部で300円ぐらい。
美味しそうでしょ?
二種類のステーキとチョリソーでミックスグリル
今までKAIDAで移動しながら2000頭(多分)ぐらいの牛達を見てきましたし、牛との絡みがあるごとに丑年アピールをしてきた私ですが、ブエノスアイレスでは牛への同情
一切なしっ!
しゃーないしゃーない。
や、しゃーなくないねっ!
ま、特に書くことはないのですが、お世話になった日本旅館で聞いた話でも書かせてもらおっかな~と思ってます。
ブエノスアイレスには日本人宿が2つあります。上野山荘と日本旅館です。私はバイクで移動しているので、バイクを駐車できる「日本旅館」にお世話になりました。
その日本旅館のオーナーは「小川さんご夫妻」です。ブエノスアイレスに5年住んではるそうです。実はパラグアイで、この日本旅館の噂を他の旅行者から色々と聞いていました。
曰く「客を客と思っていない。」
曰く「ルールが厳しい。」
曰く「すぐに出ていけと言われる。」
こう見るととんでもない宿ですね。ですが、これらの噂、
全くのデマでした!笑
いやいやいやいや、普通に居心地いいんですけど?
居心地が良くなかったら10日も滞在しませんけど?
普通の旅行者であればねっ!
あのね、この場を借りて言わせて下さい。
日本旅館、めっちゃ良いです。
ネット上や旅行者の噂で上記のようなことが触れ回られているようですが、それはたぶん宿のルール(当たり前のこと)を守れなくて退去を余儀なくされた旅行者が、腹いせに言ってるだけです。
ではここで日本旅館のルール紹介(覚えてることだけなっ!)
・宿の入り口(二重になっている)は片方ずつ開閉する。
→確かに面倒かもしれませんが、なぜそういう構造(二重の扉)になっているか考えたら分かると思います。いやいや、日本旅館がある場所は治安が良いといってもブエノスアイレスですからね。強盗に後をつけられたりしたら他の宿泊客にまで迷惑がかかります(日本人宿だとばれる)。旅行者の中にはそれが分からずに鍵すら閉め忘れる人もいるそうです。
・出入り口付近ではスマホ・一眼レフカメラを取り出さない(周囲に見せない)
→え~とね、日本人旅行者がお金を持っているということは、既にバレバレです。狙われます。特にアルゼンチンは電化製品は超が付くほど高いので、スマホやカメラは狙われます。
これも分かっていればしませんね。
・料理を作ったら、食べる前に後片付けをする。
→これにも理由があります。ご夫妻に聞いたところ、ハイシーズンの満員の時にまで片づけをせずそのままにしている人がいるらしい。これでは他のお客さんが使えない、なのでルールとして定めたようです。
いやいや、使ったら片付ける、当たり前のことですね。
・寝室に飲食物を持ち込まない。
→え~とね、ドミトリーでお酒飲んだりして酔っぱらう人が何人かいたようです。で、性質が悪かったと。その他の食べ物を許してしまうと「お酒もいいやん!」となるので、それならば飲食物は全てドミ内には持ち込み禁止!となったそうです。
リビング・キッチンなどの共用スペースではOKね!
・キッチンで火を使っている場合は、キッチンから出ない。
→火を使っているなら当然すね。危険ですし。
・共用スペースに私物を置きっぱなしにしない。
→なんかお母さんに怒られてるみたい・・・。
・喫煙は喫煙スペースで。
→や、もはや何も言うまい。
もうちょっとだけあったと思うんですが、主要なのはこれぐらいかな。
う~ん、どれも当たり前のことやと思います。しかもこれが出来ないと他の人に迷惑がかかる。
最初はこんなルールは無かったそうです。でも、あまりにも上記のようなことが起こるので、ルールにせざるを得なかったそうです。
う~ん、残念っ!!
日本人旅行者、残念っ!!
ご夫妻曰く「こんなルールは別に作りたくて作ったものではない。日本旅館を利用してくれるお客さんには厳しく映るかもしれないけど、仕方がない。」
いやそーでしょうねぇっ!経営者としては、お客さんに心地よく滞在してもらいたいでしょう。でも一部の人が「当然のこと・ちょっと考えれば分かること」をしないので、他のお客さんが迷惑を被らないためにもルールを設定しなければならない。
何か起こってからでは遅いですしね。
やー、なんか校則みたいですね。一部の人がちゃんと出来ないから厳しくしないといけない。
とまー、日本旅館の実際のところが分かって貰えたら幸いです。
私は別に窮屈さは感じませんでしたよ~。
小川さんご夫妻は親切ですし、日本語で細かいところまで意志疎通ができますし。
はーい、文字ばっかりも味気ないので、ちょろっと行った観光の写真を貼ります!
ボカ地区
カラフルな一角。
お馬さんもカラフルです。
タンゴもここから生まれたとか。
あー、ここね、ボカ地区ね、このカラフルな一角以外は危険です。
今ではブエノスアイレス観光の目玉として、街が力を入れて治安維持をしていますが、昔からの貧しい地区なので少し外れると危険です。襲われます。
こんぐらいかな~。
P.S 前に「常識的に考えたら分かるやん」「普通に考えたら分かるやん」と言ったときに「は?常識って何なん?じゃーどこからどこまでが常識で、どこからが非常識なん?ってゆーかそれはあなただけの常識でしょ。」と言われたことがあります。確かにそう考えたら線引きは難しいかもしれませんね。そもそも常識なんて時代と場所で変わるものやし。
今回の「日本旅館でルールを作らざるを得ない」ことを考えてみると、「常識的に・普通に」というよりも、「他人に迷惑を掛けないように」ということが出来ていないからなんじゃないかなと思いました。
あー、大事ね、それ。そーいや小さい頃に由美子さん(母)にめっちゃ言われてたわ・・・。