南米バイク旅 79 アマゾン縦断 BR-319アタック②
つづき~
昨夜は謎の生き物が歩き回る気配や唸る声が気になって、なかなか寝付けなかった。
とりあえず柵が壊れていないかチェックして、火を絶やさないように、その辺りに落ちている木を燃やし続けた。
人工的な音が一切しない夜。
星空は綺麗だったけれど、不安の雲は消えなかった。
もしオンサが柵の中に入ってきたら・・・・。
もうフェニックスの尾(1回だけ復活する)を使うしかないと思ってた。
でも無事に何事もなく夜が明けたので出発。
1回目の給油。
少し軽くなった。
アマゾンっぽい景色。
野火入れをしていた。
燃えた跡はこんな感じになるんだろう。
この日は道に恵まれるのかなと思いきや
そんなに甘くなかった。
それでもアンデスに比べれば悪路とは呼べない。
乾燥によるモッフモフ地帯は少し走りにくかった。
どんどん道が狭くなっていく。
しばし休憩。
ぱっと食べられるものがなかったので、何か食べられそうなものを探しながら走っていると。
明らかに「あ、じぶん毒もってるんで~、触るとヤバいっすよ?」みたいな色をした虫を発見するが、食べないでおく。
少し走るとバナナっぽい果物を発見した。
高過ぎて採れるかぁっ!!
お腹が減っていたけど、我慢して進む。
午前中に水がなくなり、脱水症状からか
視界の隅に
こんな人がチラッと見えた気がするが、多分気のせいだろう。
ミノさん曰く、「危険だから16:00以降は走るな。」とのことだったが、昨日見た限りじゃ日没時刻は18:30。なので最悪17:30まで走れると判断。
ギリギリ17:30まで走って、この日の移動は240km地点から450km地点の渡し船の集落まで。
天気に恵まれた1日だったけど
集落に着いたらまさかのどしゃ降り。
まるでスコール。
このまま川を渡っても今日は進めないと判断して、この日は集落で唯一の宿に泊まることにした。
正直、この日の300km地点から420km地点までが1番きつかったと思う。
大きな穴がボコボコあいていて、中々スピードが出せないでいた。
それでも、
2日目、転倒、マシントラブル
な~しねっ!