南米バイク旅㉖ 空中都市マチュピチュ

　はいどーも～、オーラ―ッ！！あー、こんな寒い日はゆっくり温泉にでも浸かりたい・・・森です。あ、温泉行こうっ！そうしようっ！！

　はい、ではタイトル通り今回の記事はいよいよ南米ハイライトの１つ「空中都市マチュピチュ」です。少し眠いけれど頑張って書きます。

　まずはうんちくからいきましょう！このマチュピチュ遺跡は文字を持たないアンデス文明の遺跡なので、発見されてから約１００年も経過しているのに、未だに何の為の都市だったのかハッキリと解明されていません。山の上にあり、まるで空中に浮いている様なので「空中都市」と言われたりしています。

 で、なんでスペインにバッチバチに侵略されたのにここまで保存状態が良く残っているのかというと、山の上にあってスペイン人に見つからなかったからだそうです。

　あ、ちなみにこのマチュピチュを発見したアメリカの探検家ハイラム・ビンガム３世は、あの「インディ・ジョーンズ」の主人公の実在のモデルの１人とされています。

と、うんちくはこれぐらいにしておいて、レポートしますよ～。

AM７：００にシャトルバスに乗り、遺跡に向かいました。

マチュピチュ入り口

苦労してここまで来たのに、午前中は

雲で何も見えない状態・・・。

仕方がないので、雲が移動するまでは都市部とは反対方向を探検してみることに。

山道をひたすら歩きます。

キノコも生えてます。

マチュピチュだけに「マチュピチュダケ」です。

ウソですゴメンなさい。

結構進んだところで段々畑を発見。そろそろ雲が動いてきた様なので引き返します。

自然も

綺麗です

マチュピチュには笹もありました。今年の七夕のときにはマチュピチュを思い出して下さい。

マチュピチュには朝顔も咲いていました。小学生の頃に学校の授業で育てたのを思い出します。

この記事を偶然読んだ小学校の先生がいたら、朝顔を育てるのに乗り気ではない子供に「アホかっ！朝顔ってな！世界遺産のマチュピチュにも咲いてんねんぞっ！」といってあげて下さい。

 多分そんなにヤル気は変わりません。

さて、どうでもいいことばっかり書いていますが、

いよいよ、

いっちゃいましょうか・・・・

コレがっ！

空中都市

 マチュピチュ

だっ！！！！

はい、いつものやつねっ！

そんな簡単に見せるワケがないっ！！！

引っ張る引っ張る！！！

と、言いつつどーーーーーんっ！！

ほい、逆っ側もどーーーーーんっ！！

都市部の後ろに見える少し雲がかかっている山がワイナピチュです。

え～とね、最初にうんちくを書きましたが。

ぶっちゃけ言います。

そんなモノはどーでもいいっ！！

えーとね、ココが居住区で～、ココが神官の部屋で～、ココが王族の部屋で～とか何も知らなくても絵面だけで感動します。

 インカ時代の家屋

 小路

街の中から

空が近い

 居住区

 インカの人が見上げてた空

 当時の人が見ていた窓からの眺め

 段々畑の階段

 ワイナピチュが見えてきた

インカの石組み

 綺麗な四角形もいいけど、こういう多角形なのもいい。

 自然石をそのまま利用したようなのも好き。

この隙間の小さい石、意味が無い様に見えて、ビクともしません。ガッチガチです。

でもコイツは明らかに最近突っ込まれててるよね？

見事な石組み

 そう、基礎は大切。

 色んな石組みがあって面白いです。

水路

雨季がある土地ですもんね、排水機能は大切。

段々畑

さてさて、いかがだったでしょうか？私は気が付いたら４時間もマチュピチュを見学していました。

人によっては補修されていて残念だったと感じる人もいるようですが、私は現状維持するための最低限の補修なら仕方がないなと思いました。

空中都市マチュピチュ、このインカの遺跡を詳しく知りたい人はガイドを雇ったり、予習していってもいいと思いますが。芸術作品としても十分に楽しめる遺跡でした。まさに空中というロケーションも素晴らしいですし、石組みや段々畑、周囲の山々との調和された風景が最高でした。

私は苦労してたどり着いた分、余計に美しく感じたのかもしれませんね。

　で、ここからが客観的な三十路の意見です。えーとですね、マチュピチュは１５世紀のインカ帝国の遺跡です。となると、日本のお城が成立し始めた頃と同じぐらいとなるわけですよ。

　えー、若い方は日本のお城にはあまり興味がないかもしれませんが、日本にも素晴らしいお城がたくさんあるんですよ。白鷺城の異名を持つ姫路城や、銀杏城と呼ばれる熊本城。私はマチュピチュに感動したことは感動したのですが、同じ時代の建築技術的としてはどうも日本のお城の方が凄いんなんじゃないかなと感じました。現場に来てみてこんなこと言うのもなんなんですが、別に海外のものに価値を見出したり過大評価しなくても、日本には素晴らしい文化財がたくさんあるのになと思いました。

　あ、建築技術だけで判断してはいけませんね。海外の異文化や歴史に触れて考える、そういう点ではマチュピチュはとても価値があるものだと思いますよ。さらに、スペインにコテンパンにやられたインカ文明のものだから、ここまで残っていることに価値があるんでしょうね。

　ま、こんなこと言えるのも現物を見たからなんでしょうが。皆さん、時間があれば一度日本のお城に行ってみてはいかがですか？私のイチ押しは姫路城です。壁面の漆喰の白さが素晴らしいですよ。

　マチュピチュを見学して感動しながら、同時に日本ってスゲーなーとも感じていた森でした。

P.S.マチュピチュのワンちゃん。