バングラ人に聞いたバングラデシュ
はい、現在はネパールの首都カトマンドゥで、停電と戦いながら記事をかいている天然パーマです。
アッサラーム・アライクーム!!!
今回は写真はありません。
でも私が「知って欲しいな」と思うことを書きます。
バングラデシュはアジア最貧国の一つです。どこの国がアジアで本当に最貧やねん!そんなことは知りませんし、どーでもいいです。
このバングラデシュという国では、お金が全てです。
この記事を読んでいるあなたは、お金があれば何をしますか?
服・靴・PC・車・家、などの好きなものを買う。
いいですね。
美味しいものを食べる。
いいですね。
しかし、このバングラデシュという国では、もっと他にお金の使い方があります。
それは何か分かりますか?
5分ほど考えてみて下さい。
では正解です。
それは
罪を免れる
志望校に合格する
嫌いな人間を陥れる
です。
どうですか?どれか一つでも正解しましたか?
これらはバングラ人に聞いたバングラデシュという国の話。
警察や公権力は、お金でどうとでもできます。それが現実です。
罪を犯す。
捕まりたくない。
お金を積む。
無罪。
です。
皆さんはアシッドアタックという言葉を知っていますか?
そのまま直訳で結構です。
都市部では少なくなったらしいのですが、今でも農村部では起こっているらしいです。
簡単な一例を挙げると、
男性が女性にプロポーズをする。
↓
女性が断る
↓
男性「プライドを傷つけられた」
↓
その男性が女性に、とても強い酸を頭からかけます。
さて、その女性はどうなるでしょうか?
顔の皮膚が失われ、失明し、最悪は死にいたります。
例え死ななかったとしても、多くの女性は自殺します。
ではその男性、どうなるか?
お金を払えば無罪。
お金を払わなければ無罪です。
そもそも事件にすらならないこともあるそうです。
上記のケースはほんの一例です。ほかにも様々なケースがあるそうです。
アシッドアタックについては、私は元々知っていたのですが、半信半疑な部分もありました。でも、実際に起こっているそうです。
警察から、仕事に因縁をつけられる。お金があれば逃れられる、お金がないと職を失う。こうして職を失った人もいます。
バングラは人口過多で、一度職を失うと再就職することが極めて困難だそうです。じっさいに20年も仕事を探し続けている人もいます。
バスに乗っているだけで警察に因縁をつけられる。
全く関係のない、身に覚えのない事件の共犯者に仕立て上げられる。
持ち物を奪われる。
刑務所に入れられる。
冤罪ですね。
お金があれば冤罪にはなりません。
お金がない違う誰かが冤罪になります。
ではこの警察官。どうやったら成れるのか?
お金があれば成れます。
試験官にお金を渡せば成れます。
さて、冗談みたいな話ですが、これが現実です。
バングラデシュの人達は全体的に日本が好きです。それは日本政府がバングラデシュに多額の資金援助をしているからです。
しかしそのお金も、国民の恩恵とはならないそうです。
多額の資金は一体どこに消えるのでしょうか?
この国の現状、富める者はさらに富み、貧しい者はどうしようもない。そんなシステムを作り上げた政府に嫌気がさした若者達は、みんな海外に行くそうです。
おっと失礼、お金がある家庭の若者はです。
優劣は関係ありませんでした。パスポートもお金、ビザの偽造もお金。
お金が全ての国、それがバングラデシュ。
まず知ってください。