南米バイク旅㊷ 逃げちゃダメだ

　はいどーもー、オーラーッ！！標高が下がって少し温かくなったのはいいのですが、蚊や蠅が多くて参っている森です。バイクで走っててもヘルメットにビシバシ当たってきます。

　さて、ではではパラグアイ国境から首都アスンシオンまでのレポートです。

ボリビアを無事に脱出した私は、兄からの愛と荷物を受け取りにパラグアイの首都アスンシオンを目指しました。

ひゃっほぉぉーいっ！

ア・ス・ファ・ル・トォ～！！

と、テンションが上がって意気揚々とアホ面で走れたのは最初の１７０ｋｍだけで、

砂地が８０ｋｍ続きました。（意味不明）

砂地の他にも「空襲でもあったの？」と思うぐらいの大きな穴が所々に空いた道が続きます。

KAIDAの走行距離は１０万ｋｍ超え。

今まで何人かのオーナーと一緒に走ったであろう９４０００ｋｍ。時には通勤路を走ったり、もしかしたらオートリキシャになっていたかもしれない。そんな彼の今までの人生。

幸か不幸かそんな彼は森　義昌という天パの変人と出会い、今は南米大陸を冒険しているわけですが、彼の人生で

飛んだのは初めての経験やと思う。笑

いやいや、そりゃ飛ぶよ・・・。

だって深さ６０ｃｍぐらい、直径２ｍぐらいの穴がボコボコあるんだもの。

 あと、勘弁してほしいのは車やトラックの土煙。追い越されたりすれ違ったりすると、本気で視界がなくなる。

そうこうしていると

やっとイミグレに到着。

これまた人に聞かないと分からないような所にコッソリとありました。

無事に入国スタンプをGETして、この日はこの街の

ガソリンスタンドにテントを張らせてもらいました。

最初はイミグレのおっちゃんが、一泊夕食付きで＄２０（USドル）って言ってきたんですが、高いと感じたので丁重にお断りしました。

えっとね、パラグアイに入ってから「陽気で優しい人」が多くなりました。

何かものを訪ねて「グラシアス」とお礼を言うと、１５人中１４人が笑顔でサムズアップをしてくれます。

お隣のボリビア人も親切な人は親切だったんですが、こんなに陽気な雰囲気はなかったです。

ここのスタンドのお兄ちゃんは、「ここでテント張ればいいじゃないかっ！」と、笑顔でキャンプさせてくれました。

つまり、パラグアイ人の９０％は

こんな人達です。

翌朝、さっそくテントを畳んで出発。

ここからの道は良かったのですが

走っても

走っても

自然しかねぇっ！！

走っても

走っても

アルマジロしかいねぇっ！！！

はい、ここでアルマジロの捕獲方法を教えます。

①アルマジロを見つける（運の要素が強い）

ごく稀にアルマジロが道路を横断するので、見逃さないように注意しましょう。運よく見つけることが出来たら、魂のセーフティロックを解除し感情を１２０％丸出しにして雄叫びをあげましょう。

②目標を確認したら早急にバイクを停めてクラウチングスタートの体勢になりましょう。

③とにかく目標に向かって２００％の力でダッシュしましょう。大人の絵本を隠し忘れたことを家から出て少し歩いた頃に気づいて、早く帰らないとお母さんに見つかってしまうときのようにダッシュしましょう。そう、自分の限界をこえましょう。ここで潜在能力の出し惜しみをすると、目標に逃げられた上に、お母さんに自分の大人の絵本の趣味がバレてしまう可能性があります。

もし自分の限界が超えられなくて不安なときは

と、自己暗示をかけましょう。

これで大抵のことは出来てしまうから不思議です。

見事自分の限界を超えると

食料硬くて可愛い動物がGETできます。

以上っ！

ねっ、簡単でしょっ！？

そんなこんなでアスンシオン到～着～♪

P.S.　街と街の間でパンク。

でもパラグアイの人はすぐ停まってくれるから、ヒッチハイクで修理屋さんまで移動。

この状態で小一時間バイクと荷物を放置しても、そのままの状態で残っている国、パラグアイ。