リンゴってこんなに美味しかったんだね、忘れてたっ!そうそう、人は悲しいくらい忘れていく生き物ってミスチルも歌ってるしね!
カリメーラ~♪宿のスタッフのお姉さんが、どうやら彼氏とケンカしたらしくさっきまで廊下で泣いてて、その前を通るのがめっちゃ気まずかった森です。
まさかサラエボでこんな経験をするとは思っていませんでした。
さてさて、バスを待つ人達の話声で目が覚めた私は、懲りずに再びヒッチを再開したのでした。
この日は場所を変えてみることに。地図上では少し進んだところに分かれ道があって、左側がパトラ方面への道でした。なので分かれ道までヒッチしながら歩くことに。
しかし明るくなってから周囲を見たら、民家ばっかりやな~。
店とか一切ないし、水も食料も底をついたし。
お腹へったし。
誰も止まってくれへんな~。
どっかで朝飯にありつけるかな~。と歩いていたら八百屋を発見しました。
自然とこぼれる笑顔。
満面の笑みで八百屋に入っていき「何か果物はありませんか?」と聞くと、八百屋のおっちゃんがリンゴとオレンジと水くれた。
あかん、泣きそう。
なにこのおっちゃん。
神様に見える。(ハゲてて小太りやけど)
貰った果物(リンゴ3つはその場で美味しくいただきました。)
人間界のリンゴはジューシーでうめぇ~な~!!
なにこの美味しいリンゴ!
リンゴってこんなに美味しかったっけかっ!!??
お腹も満たされて元気になった私は、目的地の分かれ道に到着して無事にヒッチハイクが成功しました。
初めて止まってくれた乗用車はプジョーでした。今回乗せてくれたのはギリシャ人のナイスミドル(名前は忘れたゴメン!)
道すがら、ギリシャについて色々とお話してくれました。
この人は10kmほど先の村まで乗せてくれ、更に「ここから安いバスがパトラまで出ているから、それに乗るといいよ!」とアドバイスしてくれたので、バスに乗ることにしました。
たしかにパトラまで5ユーロは安いなぁ!!
そんなこんなでローカルバスに揺られて「パトラ」という街に着いたのでした。
さて、そろそろベッドで寝たいしシャワーも浴びたいぞ!温かい毛布にくるまって眠ることを夢見て宿を探します。バスターミナルの近くのホテルはどこも高い。「とりあえず海沿い行けばなんかペンションとかあるやろっ!」という半ば勘にしか頼っていない理由で海沿いをひたすら歩いていると・・・
「奇跡ってのは、起こしてこそ初めて価値がでるものよ」 by葛城ミサト
ミサトさ~ん!!
スゲーまじであった!
ホステルって書いてあるからそんな高くないはず!!
パトラズホステル 一泊10ユーロ 安いがホットシャワーが微妙。
案の定料金は安かったです。
おっちゃんが12ユーロから10ユーロにまけてくれた。
ヒッチハイクと野宿は刺激的な体験だったのですが、如何せん時間が掛かり過ぎてしまうので、ここからは主にバスを利用することにしました。(シェンゲン協定圏内に入ってるしね!)
とりあえずシャワーと洗濯を済ませて、到着したバスターミナルに行って情報収集です。
バスは各方面に出ているようなのですが、私の次の目的地であるアルバニア行きのバスはここからは出ていないとのこと。
何故か鉄道駅に行けと言われたので半信半疑で行ってみると、本当にアルバニア行のバスチケットが売っていました。
このお婆ちゃんが手書きでチケットを書いてくれました。
PCあるのが見えるけど、全く使っていないよね。
しかしこのお婆ちゃん、ギャグみたいに声が高い。いやいやそうじゃなくて全く英語が通じない。出発時刻、日にち、到着時刻、値段、全然わからへん。笑
すると駅のスタッフさんが英語で通訳してくれ、なんとかアルバニア行きのチケットを手に入れることが出来ました。
出発は次の日の19:30。
明日チェックアウトしてから何しよ?
う~ん、何とかなるだろうよっ!(アカン思考)
P.S. ベッドで毛布にくるまって眠ることができる。シャワーを浴びることができる。それだけで幸せ。うん、ウチ、幸せ♪